【株の攻略法】移動平均線とボリンジャーバンドを使った鉄板の順張り手法とは?

今回は株を始めたばかりの方に、移動平均線を使った順張りについて解説していきます。まず、本記事の解説の前にお知らせがあります。実は日本株市場では、あるタイミングで株価が高確率で上がる傾向があります。12ヶ月間の傾向がつかめるガイドブックを今だけ無料でプレゼントしておりますので、詳細は概要欄よりご確認ください。それでは本題に入ります。

株初心者ほど順張りが大事です。株取引においては、正しく環境認識してトレンドを掴むことが何よりも重要です。トレンドに沿うことを意識して順張りさえしていれば、多少逆行しても利確ポイントに到達することが多く、逆張りよりも圧倒的にリスクを減らすことが可能です。一方、株初心者のうちはどの位置でエントリーすればいいのか判断できないこともあります。高値または安値で掴んで含み損が増えてしまっては強制ロスカットされる可能性も高く、価格が戻ってくるまで待っているとその間に新規で注文することもできずデメリットとなります。

そこで、今回は代表的なテクニカルチャートであるボリンジャーバンドと移動平均線を利用した手法をご紹介していきますので、順張りトレードのための参考にしていただければと思います。

移動平均線とは

移動平均線とは、5日、25日、75日等の期間から算出された株価の平均値を繋ぎ合わせたラインであり、チャート画面に表示させることで反発ポイントやトレンドの判断に利用することができます。

まず、移動平均線を用いたゴールデンクロスとデッドクロスについて解説します。これは異なる期間を組み合わせてクロスしたポイントを元にトレンドを判断するものです。

  • デッドクロス: これは短期の移動平均線が長期の移動平均線を下に抜けたポイントであり、株価が下落するサインとして活用できます。
  • ゴールデンクロス: これは短期の移動平均線が長期の移動平均線を上に抜けたポイントであり、株価が上昇するサインとして活用できます。

この手法で重要なのは、短期線が中長期の移動平均線を上下どちらかに抜けることです。必ずしも5日である必要はなく、自身のやりやすい期間を設定して短期が長期線を抜けるポイントを探しましょう。おすすめの組み合わせとしては以下のものがあります。

  • 月足: 9ヶ月と24ヶ月の組み合わせ
  • 週足: 13週と23週の組み合わせ
  • 日足: 5日と25日と75日の組み合わせ

この組み合わせが相性が良くおすすめです。また、チャート上に短期、中期、長期の移動平均線が同じ方向を向いて並んでいる状態を「パーフェクトオーダー」と言います。これは強いトレンドのサインとなりますので、合わせて覚えておきましょう。

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは、中央の軸となるミッドバンド(移動平均線)を中心に、一定間隔で配置されている線(シグマ線)です。株初心者のうちは大変複雑に見えてしまいますが、使い方さえ覚えれば株価変動の拡張と縮小が一目でわかる大変便利なツールです。

  • ラインの名称:
  • +2シグマ
  • +1シグマ
  • ミッドバンド
  • -1シグマ
  • -2シグマ

ボラティリティのある相場では、値動きがシグマ線の範囲内で収まる可能性が高く、シグマ線に触れた際は反転を狙ってエントリーすることができます。核シグマに株価が収まる確率は以下の通りです。

  • ±1シグマ内: 68.27%
  • ±2シグマ内: 95.45%

つまり、ほとんどの値動きは2シグマの中に収まるようにロジックが組まれています。このように便利なボリンジャーバンドですが、「バンドウォーク」というチャートパターンには要注意です。これはシグマ線に触れて反発すると思いきや、そのままバンドに沿うような値動きになることがあります。これはボリンジャーバンドの代表的な騙しですので、株初心者の方は十分に気をつけるようにしましょう。

移動平均線とボリンジャーバンドを組み合わせた順張りトレード

次に、両方を組み合わせた順張りに効果的な手法を解説します。チャート上の情報が多くなり初心者の方は一見すると難しく感じるかもしれませんが、エントリーサインさえ見つけられれば非常にシンプルですので、ぜひ試してみてください。

  • まずは移動平均線とミッドバンドのクロスを見つける: この手法でも重要になるのがゴールデンクロスあるいはデッドクロスを見つけることです。ボリンジャーバンドの中心にあるミッドバンドは移動平均線となりますので、まずはこれを20日に設定しましょう。次に5日もしくは7日の短期移動平均線をチャートに表示させれば準備は完了です。
  • エントリーサイン: ボリンジャーバンドのミッドバンドが上向いており、短期線が+1シグマを上抜いてゴールデンクロスが発生したら回転エントリーします。そして、短期線が+1シグマの中に戻ってきたら利確します。

条件を整理すると次の通りとなります。
1. ミッドバンドの向きとゴールデンクロス、デッドクロスが一致している。
2. 短期線が±1シグマ内に戻ってきたら利確。

パーフェクトオーダーとバンド幅の拡大を見つける

この手法はチャートに表示するラインも多く、ボリンジャーバンドの特徴を理解している必要があります。比較的慣れてきた方におすすめです。

表示させるのは次のテクニカルチャートです。

  • 初期設定のボリンジャーバンド
  • 中期、長期の移動平均線

この手法で重要なのが、ミッドバンドと移動平均線を用いた「パーフェクトオーダー」を見つけることです。パーフェクトオーダーが発生していて、なおかつボリンジャーバンドが「エクスパンション」、つまりバンド幅が拡大していることが条件です。この2つの要素を組み合わせることで、先ほどご紹介したクロスよりもさらに強い根拠を持ってエントリーすることができます。

まとめ

逆張りはトレードチャンスが増え、その分利益を重ねていくことが可能な反面、分析が未熟なうちは強い逆行に巻き込まれてロスカットになってしまう危険性も持っています。したがって、相場に慣れていない株初心者の方はトレンドに沿って順張りをする方が間違いなく安全と言えるでしょう。

これからも株初心者向けのコンテンツを配信していきますので、チャンネル登録がまだの方はチャンネル登録してね。

関連する質問と回答

1. 移動平均線とは何ですか?

移動平均線とは、一定期間の株価の平均値を線で繋いだもので、5日、25日、75日などの期間が一般的です。株価のトレンドや反発ポイントを判断するために利用されます。

2. ゴールデンクロスとデッドクロスの違いは何ですか?

ゴールデンクロスは短期の移動平均線が長期の移動平均線を上抜けたポイントで、株価が上昇するサインです。デッドクロスはその逆で、短期の移動平均線が長期の移動平均線を下抜けたポイントで、株価が下落するサインです。

3. ボリンジャーバンドのシグマ線とは何ですか?

ボリンジャーバンドのシグマ線は、ミッドバンド(移動平均線)を中心に一定間隔で配置される線で、+2シグマ、+1シグマ、-1シグマ、-2シグマの4本があります。これにより、株価の変動範囲を視覚的に把握することができます。

4. バンドウォークとは何ですか?

バンドウォークとは、ボリンジャーバンドのシグマ線に沿って株価が動く現象で、反発すると思いきやそのままバンドに沿って動き続けることです。これは典型的な「騙し」となることがあり、投資家は注意が必要です。

5. パーフェクトオーダーとは何ですか?

パーフェクトオーダーとは、短期、中期、長期の移動平均線がすべて同じ方向を向いて並んでいる状態を指し、強いトレンドを示します。上昇トレンドではすべての線が上向き、下降トレンドではすべての線が下向きになります。

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